クラウドのコンセプト
Cloud Concepts
学習目標
- AWS クラウドの利点(俊敏性・弾力性・グローバル展開・規模の経済)を業務の言葉で説明できる
- Well-Architected フレームワークの6つの柱の違いを説明できる
- AWS CAF の観点と、代表的な移行戦略(リホスト・リプラットフォーム等)を見分けられる
- 固定費と変動費、ライセンス持ち込み(BYOL)、適正サイズ化などクラウドの経済性を説明できる
要点
- クラウドの代表的な利点:設備投資(固定費)を従量課金(変動費)に置き換える、需要予測が不要になる、規模の経済で単価が下がる、数分でリソースを用意できる、数分で世界中に展開できる、データセンター運用ではなく本業に集中できる。
- 弾力性(Elasticity)は需要に合わせて自動的に増減できること、高可用性は複数の AZ に分散して止まりにくくすること、俊敏性(Agility)は試行と撤退を素早く行えること。
- Well-Architected フレームワークの6つの柱:運用上の優秀性・セキュリティ・信頼性・パフォーマンス効率・コスト最適化・持続可能性。設問では「どの柱の考え方か」を問われる。
- AWS CAF はビジネス・人材・ガバナンス・プラットフォーム・セキュリティ・運用の6つの観点で、クラウド導入に必要な能力を整理する枠組み。
- 移行戦略(7R):リホスト(そのまま移す)、リプラットフォーム(一部をマネージドに置き換え)、リファクタリング(作り直し)、再購入(SaaS へ)、保持、廃止、リロケート。
- オンプレミスの費用には、サーバー本体以外に電力・空調・設置場所・保守要員などの「見えにくいコスト」が含まれる。比較はこれらを含めて行う。
- 適正サイズ化(ライトサイジング)は、使用率に合わせてインスタンスのサイズや種類を見直すこと。クラウドでは後から変更できる。
業務での使いどころ
- 経理サーバー更改の稟議で、5年分の購入費・保守費・電力・設置費を含めたオンプレミス総額と、AWS の従量課金見積を比較して説明する。
- 営業キャンペーン期間だけアクセスが急増する特設サイトを、Auto Scaling で必要な時だけ台数を増やす構成にして、ピークに合わせた設備購入を避ける。
- 総務老朽化したファイルサーバーの移行方針を「そのまま移す(リホスト)」か「マネージドサービスに置き換える(リプラットフォーム)」かで比較する。
公式のタスクステートメント(英語)
- 1.1 Define the benefits of the AWS Cloud.
- 1.2 Identify design principles of the AWS Cloud.
- 1.3 Understand the benefits of and strategies for migration to the AWS Cloud.
- 1.4 Understand concepts of cloud economics.