SOFTWARE DEVELOPMENT / ソフトウェア開発

AI駆動開発で、
要件からUATまでをつなぐ。

人が工程ごとに文書を引き渡す開発から、AIが仕様・実装・検証・成果物更新を継続して実行する開発へ。PM・SE・開発者・QAが、仕事の進め方を変えるための実践ガイド。

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本ページは導入モデルの提案です。「全工程のAI自動化」は、各工程の作業をつなぐ設計を指します。自動化範囲は案件条件で異なり、業務目的の決定・重要な設計判断・最終受入には責任者を置きます。

PROCESS SHIFT

工程をなくすのではなく、検証の循環を短くする

従来:工程ごとの引継ぎ

要件定義 → 基本設計 → 詳細設計 → 実装 → 単体 → 結合 → 総合 → UAT

各工程で文書を承認し、次の担当者へ。後工程で発見した認識のずれは、上流へ差し戻します。

AI駆動:小さな要件ごとの反復

合意した仕様 → AIが設計・実装 → 自動検証 → 差分レビュー → 受入

失敗 → 原因分析 → 修正 → 再検証を繰り返し、コードと仕様と証跡を同じ変更単位で更新します。非機能検証も早期から継続します。

実行基盤:版管理した仕様・リポジトリ・隔離実行環境・CI・課題管理を接続。失敗が続く場合は回数・費用の上限で停止し、未解決事項とログを担当者へ返します。

PHASE BY PHASE

全9工程:進め方と成果物の比較

AI側の成果物は、既存の検収・監査に必要な文書も含めて維持します。各工程名を選ぶと該当する比較へ移動できます。

01

要件定義

従来のウォーターフォール

ヒアリングと議事録から要件定義書を作成し、変更要求を別管理。

成果物

要件定義書・業務フロー・要件一覧

AI駆動・自動実行

目的・業務資料・制約を入力し、AIが曖昧さを質問、要件を分解して受入条件を生成。

成果物

版管理された仕様・要件ID・Given / When / Then形式の受入条件・未決事項

完了の判断と人の役割 業務責任者が対象範囲・成功条件・対象外を確定する。

工程定義

目的
業務目的を、AIと人が同じ期待値で検証できる仕様へ変換する。
必要な入力
業務資料、現行フロー、利用者、対象範囲、企業固有の制約。
完了条件
要件IDと受入条件が対応し、対象外・未決事項・承認者が明確である。

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02

基本設計

従来のウォーターフォール

画面・機能・外部連携を設計し、設計書を引き継ぐ。

成果物

基本設計書・画面遷移図・システム構成図

AI駆動・自動実行

AIが要件から画面試作・構成案・API契約を生成し、複数案と制約の整合を検証。

成果物

動くプロトタイプ・構成図・設計判断記録(ADR)・API契約

完了の判断と人の役割 設計責任者が性能目標、境界、既存システムとの整合を承認する。

工程定義

目的
合意した要件を実現するシステム境界・構成・外部契約を決める。
必要な入力
承認済み要件、既存システム仕様、非機能目標。
完了条件
主要業務の画面とAPIが要件へ追跡でき、構成と設計判断がレビュー済み。

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03

詳細設計

従来のウォーターフォール

処理ロジック・DB・例外処理を文書化して開発者に渡す。

成果物

詳細設計書・ER図・処理仕様書

AI駆動・自動実行

AIがAPI契約とデータモデルから実装単位へ分解し、異常系・権限・移行条件を具体化。

成果物

スキーマ・型定義・契約テスト・実装タスク・要件との対応表

完了の判断と人の役割 開発者がデータ整合性、権限、復旧条件をレビューする。

工程定義

目的
設計を、実装可能で異常系まで検証できる単位に分解する。
必要な入力
基本設計、API契約、データ・権限ルール。
完了条件
整合性、排他、例外、移行・復旧が定義され、実装タスクに要件IDが付いている。

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04

実装

従来のウォーターフォール

開発者が設計書を読み、コードを書き、手動でレビューを依頼。

成果物

ソースコード・レビュー記録・ビルド手順

AI駆動・自動実行

AIが隔離環境でコード・設定・変更説明を生成し、静的解析とレビュー指摘に基づいて修正。

成果物

小さな変更単位のPR・再現可能なビルド・生成履歴・更新済み仕様

完了の判断と人の役割 開発者が差分と依存関係を確認し、マージ条件を管理する。

工程定義

目的
AIが隔離環境で変更を実装し、再現可能な差分として提出する。
必要な入力
詳細設計、実装タスク、リポジトリ、実行・権限設定。
完了条件
差分・仕様・実行ログがそろい、必要な検査とレビューを満たしている。

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05

単体テスト

従来のウォーターフォール

テスト仕様書を作り、各関数・モジュールを実行して証跡を収集。

成果物

単体テスト仕様書・実施結果・障害票

AI駆動・自動実行

AIが境界値・異常系テストを生成・実行し、失敗を修正して回帰テストを追加。

成果物

自動テストコード・実行ログ・カバレッジ・再現用ケース

完了の判断と人の役割 QAが仕様から期待値を独立確認。実装と同じ誤解をテストに複製させない。

工程定義

目的
関数・モジュールの振る舞いを、仕様に基づく独立した期待値で検証する。
必要な入力
実装差分、詳細設計、受入条件、テストデータ。
完了条件
必須ケースが合格し、対象コミット・実行証跡・残存課題が記録されている。

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06

結合テスト

従来のウォーターフォール

モジュール間・外部システムとの連携を順番に検証。

成果物

結合テスト仕様書・結果・連携障害一覧

AI駆動・自動実行

AIが検証環境とデータを準備し、契約・DB・API連携を実行、失敗箇所を切り分けて再検証。

成果物

CI実行結果・契約テスト・トレース・修正差分・回帰結果

完了の判断と人の役割 担当者が実際の接続先との互換性を確認。モックの成功だけで合格にしない。

工程定義

目的
接続したコンポーネント間で契約とデータ整合性が保たれることを確認する。
必要な入力
単体検証済みの変更、接続仕様、検証環境、テスト用ID。
完了条件
実接続の必須ケースと障害復旧が検証され、モックのみの未検証範囲が明示されている。

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07

総合テスト

従来のウォーターフォール

業務シナリオ全体を実行し、画面・帳票・バッチを確認。

成果物

総合テスト仕様書・スクリーンショット・不具合一覧

AI駆動・自動実行

AIが要件に紐づくE2Eシナリオを実行し、画面証跡とログから差異を検出・修正。

成果物

自動E2Eスイート・要件別合否・画面証跡・残存不具合一覧

完了の判断と人の役割 QAが重要業務の網羅性と回帰影響を確認する。

工程定義

目的
利用者の操作からデータ・帳票まで、業務全体の成立を確認する。
必要な入力
統合済みシステム、業務シナリオ、受入条件、検証データ。
完了条件
重要な業務経路を網羅し、要件からテストと証跡へ追跡できる。

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08

非機能・リリース準備

従来のウォーターフォール

性能・セキュリティ・運用テストと移行リハーサルを個別実施。

成果物

性能試験結果・運用手順書・移行計画

AI駆動・自動実行

AIが負荷試験、依存関係検査、設定検証、移行・ロールバック演習を自動実行。

成果物

閾値付き品質レポート・検査結果・運用手順・移行と復旧の実行ログ

完了の判断と人の役割 専門担当が重大な欠陥と残存リスクを判断し、復旧可能性を確認する。

工程定義

目的
品質目標と運用・移行・復旧の実現性を検証し、リリース判断材料を整える。
必要な入力
非機能要件、検証対象ビルド、運用制約、移行データ。
完了条件
合意済み閾値に対する結果と復旧証跡があり、残存リスクの責任者が明確。

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09

UAT(ユーザー受入テスト)

従来のウォーターフォール

利用部門が受入シナリオを実施し、課題を確認して検収。

成果物

UAT計画・実施結果・課題票・検収書

AI駆動・自動実行

AIが受入条件からシナリオ・データを作り、自動実行・証跡収集・不具合修正・再試験を支援。

成果物

要件→テスト→証跡の追跡表・受入レポート・未解決事項・承認記録

完了の判断と人の役割 利用部門が実業務での適合性を確認して受入を決定。AIの合格判定だけで検収しない。

工程定義

目的
利用部門が実業務への適合性を確かめ、受入可否を決定する。
必要な入力
検証済みビルド、受入条件、品質レポート、残存課題、利用者向け手順。
完了条件
利用部門が受入結果・未解決事項・対象バージョンを確認し、判定を記録する。

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PROCESS DEFINITION & EDITABLE SAMPLES

全工程定義と成果物サンプルを、自社の開発へ

全工程定義書+9工程の成果物文稿+企業別カスタマイズガイド、全11文稿。架空の経費申請システムを共通例に、要件・設計・テスト・UATを同じIDでつなぎます。

編集可能なサンプル一式 · v1.0

ZIP内は日本語のMarkdown(.md)文稿です。テキストエディター等で編集できます。各文稿はブラウザでも読めます。

全11文稿をZIPでダウンロード ↓

企業内でコピー・編集して利用できます。記入済みの設計例と、企業固有の記入欄を収録。コード例は説明用で、稼働するアプリ一式ではありません。テスト結果・証跡・承認は未実施として記載しています。

自社向けに改善する手順

  1. 企業設定を決める企業名、対象業務、責任者、技術構成、品質基準、AI実行上限、正式成果物を定義。
  2. 例文と記入欄を変更する企業別ガイドに沿って例示条件を置換。変更した要件に合わせてAPI・データ・テストも更新。
  3. 1機能で検証し、企業版として保存する実測結果と承認を登録し、手戻り・品質・総費用を確認。改善理由と版を記録して次案件へ再利用。

ONE REQUIREMENT, END TO END

実践例:経費申請の承認機能をつくる

架空の社内アプリの例。要件ID「REQ-014」を、すべての成果物の共通キーにします。

  1. 仕様を確定「申請者は自分の申請を承認できない」。承認権限、代理承認の対象外、監査ログの保存項目を業務担当者と合意。
  2. AIが設計・実装権限表、API契約、DB変更、UI、PRを生成。REQ-014に設計と変更差分を紐づける。
  3. AIが検証・修正正常承認、自己承認の拒否、権限なしアクセス、二重承認を検証。失敗時は修正し、関連テストも再実行。
  4. 成果物を束ねる仕様の版、コミット、環境、テストデータ、実行日時、合否と証跡を受入レポートに記録。
  5. 利用部門がUAT実際の申請業務で確認。未解決事項を確認して承認を記録。受入後の本番反映は別のリリース判断として扱う。

要件変更時:REQ-014の仕様を更新 → 影響する設計・コード・テストを抽出 → 再生成と回帰テスト → 変更後の条件で再受入。古い合格結果を流用しません。

TEAM & DELIVERABLES

担当者の仕事を、作成から定義と検証へ

PM / 業務責任者

進捗表の集計から、目的・優先順位・受入条件・未決事項の管理へ。要件別の合否と残存課題で進捗を判断。

SE / アーキテクト

文書の転記から、境界・制約・設計判断の明文化へ。AIが参照する仕様と実装の整合を確認。

開発者

コードの手入力から、実行環境の整備・変更差分のレビュー・難しい不具合の解決へ。

QA / 利用部門

手動テストの反復から、独立した期待値・探索的テスト・実業務での適合性確認へ。

受入時にそろえる成果物セット

合意済み仕様と変更履歴 / 設計判断とAPI・データ定義 / ソースとビルド手順 / 自動テストと実行証跡 / 要件追跡表 / 残存不具合と対応方針 / 運用・移行・復旧手順 / UAT承認記録。

90-DAY TRANSITION

既存案件から移行する4ステップ

1–2週:基準を測る

低リスクの1機能を選び、現行の要件確定〜受入の日数、作業時間、手戻り、流出不具合を記録。

3–4週:実行条件を整える

仕様と受入条件を版管理。検証データ、権限、CI、完了条件、停止条件を整備。既存の契約成果物との対応を確認。

5–8週:全工程をつなぐ

選んだ機能で要件からUATまで実行。AIの修正回数、レビュー時間、証跡の欠落を記録し、運用を改善。

9–12週:拡張を判断

同程度の変更と比較し、品質と総費用を評価。基準未達なら原因工程を改善し、合格した範囲から拡張。

コード生成量より、受入までの成果を測る

まず1機能で、要件から受入までを変える。

自社の開発工程と成果物を、この比較に照らして整理してみてください。

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