STEP 1 · 学習

PMLE 学習Professional Machine Learning Engineer

出題分野ごとに要点を読み、各分野の最後にある「この分野を練習する」でその分野だけの問題を解きます。分野の比率が大きいほど本試験での出題が多くなります。

01

セクション1:ローコードの AI ソリューションの設計

約13%

学習目標

  • 業務の課題から BigQuery ML と AutoML を使い分けられる
  • 事前学習済み API・基盤モデル・Model Garden から最小の労力で要件を満たす選択ができる
  • Gemini のアプリのコスト・レイテンシ・可用性を最適化できる

要点

  • BigQuery ML は SQL(CREATE MODEL、ML.PREDICT、ML.EVALUATE)でデータを動かさずにモデルを作る。ARIMA_PLUS(時系列)、K-means(クラスタリング)、ロジスティック回帰・ブーストツリー、リモートモデル(Gemini)など。
  • TRANSFORM 句で前処理を学習と予測に共通で適用できる。ML.FEATURE_IMPORTANCE などで特徴量を確認。
  • AutoML は表形式・画像・テキスト・動画のラベル付きデータからコードなしで高品質のモデルを作る。
  • まず事前学習済み API(Vision、Document AI、Translation、Speech)や基盤モデルで足りるかを検討し、足りなければ AutoML、最後にカスタム学習。
  • Gemini のコスト・レイテンシの最適化:軽量モデル(Flash など)の選択、コンテキストキャッシュ、バッチ推論、出力トークンの制限、プロビジョンドスループット。

業務での使いどころ

  • 経理請求書は Document AI で項目を抽出し、需要予測は BigQuery ML の ARIMA_PLUS で SQL だけで作る。

評価項目(英語)

  • BigQuery ML・Agent Platform AutoML でのモデルの作成(分類・回帰・予測・クラスタリング)、BigQuery ML での特徴量エンジニアリングと予測、BigQuery での Gemini のファインチューニング
  • Model Garden からのモデルの評価と選択、業界別の API(Document AI・Vision・Translation)、Gemini・Imagen・Veo・MaaS のチューニング、Gemini のアプリのコスト・レイテンシ・可用性の最適化

参考リソース

02

セクション2:チームでのデータとモデルの管理

約16%

学習目標

  • データの規模と複雑さに合う前処理のツールを選べる
  • 安全で共同作業しやすいノートブックの環境を選び設定できる
  • 実験・評価・系統を追跡して比較できる

要点

  • 小さなデータはメモリ内の pandas、大規模な SQL の変換は BigQuery、大規模なストリーミング・バッチの変換は Dataflow(Apache Beam)、既存の Spark の資産は Dataproc(Serverless for Apache Spark)。
  • Feature Store は特徴量を一元管理し、学習と配信で同じ値を使い、オンラインで低レイテンシに配信する。
  • PII は Sensitive Data Protection(旧 Cloud DLP)で検出・マスキング・トークン化する。
  • Workbench は Jupyter ベースのマネージドのノートブック、Colab Enterprise は共同作業しやすいマネージドの Colab。サービスアカウント、VPC Service Controls、CMEK などで保護する。
  • Experiments はパラメータ・指標を記録して比較し、ML Metadata はアーティファクトの系統(どのデータとコードからどのモデルができたか)を追跡する。
  • 生成 AI の評価:自動の指標(BLEU・ROUGE)、LLM-as-a-judge(別の LLM が基準で採点)、人による評価。Gen AI evaluation service を使う。

業務での使いどころ

  • データ分析分析チームが Colab Enterprise で試作し、Experiments で実験を比較し、良い設定をパイプラインに移す。

評価項目(英語)

  • データの探索と前処理(表・テキスト・画像、BigQuery・Dataflow・Spark・メモリ内の Python の使い分け、Feature Store、PII の保護)
  • ノートブックでのプロトタイピング(Agent Platform Workbench、Colab Enterprise、セキュリティと共同作業、PyTorch・scikit-learn・JAX、Model Garden のモデル)
  • 実験の追跡(Experiments、Pipelines、Kubeflow Pipelines、予測と生成 AI の評価・LLM-as-a-judge、ML Metadata による系統の追跡)

参考リソース

03

セクション3:プロトタイプから ML モデルへの拡張

約21%

学習目標

  • 要件に合うモデルの種類と製品を選べる
  • 学習の方法を選び、失敗の原因を切り分けられる
  • ハードウェアと分散学習の戦略を選べる

要点

  • 時系列は ARIMA_PLUS など、複雑な非線形のパターンは DNN、言語や生成のタスクは LLM。
  • 解釈可能性が必須なら線形モデルや決定木、あるいは Explainable AI(特徴量のアトリビューション)を使う。
  • カスタム学習はコンテナ(事前構築済みまたはカスタム)で任意のフレームワークを使える。Vizier によるハイパーパラメータのチューニング。
  • 過学習の対策:正則化、ドロップアウト、早期停止、データの追加。学習の損失が下がらない場合は学習率やデータを確認。
  • TPU は大規模な行列演算(大きなバッチの DNN・LLM)に強い。GPU は柔軟。CPU は小さなモデルや前処理。
  • データ並列は各ワーカーが同じモデルで異なるデータを処理、モデル並列は 1 つのデバイスに載らない大きなモデルを分割する。
  • 基盤モデルのチューニングは、プロンプトや RAG で足りないとき(形式・文体・専門のタスク)に検討する。教師ありのファインチューニング、LoRA などのパラメータ効率のよい方法。

業務での使いどころ

  • 製造画像の不良検出を AutoML で試作し、精度が足りないため GPU でカスタム学習に移行、Vizier で学習率を調整する。

評価項目(英語)

  • コスト・複雑さ・レイテンシ・スケーラビリティを考えたモデルの構築(ARIMA・DNN・LLM、AutoML・BigQuery ML・Pipelines、デプロイの戦略、解釈可能性の要件)
  • モデルの学習(Cloud Storage・BigQuery のデータの整理、取り込み、カスタム学習・GKE の Kubeflow・AutoML・Tabular Workflows、学習の失敗の対処、ハイパーパラメータのチューニング、基盤モデルのファインチューニング)
  • 学習のハードウェア(CPU・GPU・TPU、データ並列・モデル並列の分散学習)

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04

セクション4:モデルの配信とスケーリング

約20%

学習目標

  • 要件に合う推論の方式と配信の基盤を選べる
  • モデルの版の管理と安全なロールアウトを設計できる
  • スループットとレイテンシに合わせて配信をスケールできる

要点

  • バッチ推論は大量のデータをまとめて処理(レイテンシ不要・安価)、オンライン推論はリアルタイムで低レイテンシ。
  • 事前構築済みコンテナは TensorFlow・PyTorch・XGBoost・scikit-learn に対応、それ以外や独自の処理はカスタムコンテナ。
  • Model Registry でモデルの版・別名(エイリアス)を管理する。
  • トラフィックの分割で A/B テストやカナリア(少量から新版に流す)を行う。
  • プライベートエンドポイント(Private Service Connect など)で VPC の内部からだけ低レイテンシで呼び出せる。
  • 自動スケーリング(最小・最大のレプリカ数)、GPU のマシンタイプ、量子化や蒸留でモデルを軽くする。エッジは端末での推論(オフライン・低遅延)。

業務での使いどころ

  • EC商品のおすすめをオンラインエンドポイントで配信し、Feature Store から最新の閲覧の特徴量を取得、新モデルは 10% のトラフィックでカナリアを行う。

評価項目(英語)

  • バッチ推論とオンライン推論(Agent Platform・Model Garden・Cloud Run・GKE)、事前構築済み・カスタムのコンテナ、Model Registry、A/B テスト・カナリア、推論の前処理・後処理
  • オンライン配信のスケーリング(Feature Store、パブリック・プライベートのエンドポイント、CPU・GPU・TPU・エッジ、スループットに応じたスケーリング、本番向けのチューニング)

参考リソース

05

セクション5:ML パイプラインの自動化とオーケストレーション

約18%

学習目標

  • パイプラインのオーケストレーションの方法を選べる
  • 学習と配信のスキューを防ぐ設計ができる
  • 再学習のポリシーと CI/CD/CT を設計できる

要点

  • Agent Platform Pipelines(旧 Vertex AI Pipelines)は Kubeflow Pipelines・TFX の定義をサーバーレスで実行し、アーティファクトと系統を記録する。
  • Managed Service for Apache Airflow(旧 Cloud Composer)は ML 以外も含む広いワークフローのオーケストレーション。Ray は分散の Python の処理。
  • データの検証(スキーマ・分布の確認)とモデルの検証(基準の指標を満たすか)をパイプラインに組み込む。
  • 学習と配信で同じ前処理のコード(TRANSFORM 句、tf.Transform、Feature Store)を使い、スキューを防ぐ。
  • 再学習のポリシー:定期(スケジュール)、新しいデータの量、性能の低下やドリフトの検知をきっかけに。
  • CI はコードのテスト、CD はモデルのデプロイ、CT は継続的な再学習。Cloud Build でビルドとテストを自動化する。

業務での使いどころ

  • 金融不正検知モデルを、毎週のスケジュールとドリフトの検知をきっかけに再学習し、評価の基準を満たした場合だけ自動でデプロイする。

評価項目(英語)

  • エンドツーエンドのパイプライン(データとモデルの検証、Agent Platform Pipelines・Managed Service for Apache Airflow・Ray、学習と配信の前処理の一貫性)
  • 再学習の自動化(再学習のポリシー、CI/CD/CT、Cloud Build)

参考リソース

06

セクション6:AI ソリューションの監視

約13%

学習目標

  • AI 特有のセキュリティのリスクと対策のツールを選べる
  • Model Monitoring でスキューとドリフトを検知できる
  • 生成 AI のアプリを継続的に評価できる

要点

  • Model Armor はプロンプトと応答を検査し、プロンプトインジェクション・ジェイルブレイク・機密データ・有害な内容を検出・ブロックする。
  • Regex は決まった形式(カード番号など)の検出、セーフティフィルタは有害なカテゴリのブロック。
  • 学習と配信のスキュー:学習時と本番の入力の分布の違い。データドリフト:本番の入力の分布が時間とともに変わる。コンセプトドリフト:入力と正解の関係が変わる。
  • 特徴量アトリビューションのドリフト:予測への各特徴量の寄与が変わる。
  • Model Monitoring は閾値を超えるとアラートを出し、再学習のきっかけにできる。
  • Explainable AI は特徴量のアトリビューション(Sampled Shapley、Integrated Gradients など)で予測の理由を示す。

業務での使いどころ

  • 人事採用の補助モデルで、属性ごとの予測の差を定期的に確認し、Model Monitoring のアラートで再学習を検討する。

評価項目(英語)

  • AI のリスク(データの流出、悪意のあるプロンプト、LLM への機密情報の共有、Regex・セーフティフィルタ・Model Armor)、責任ある AI(バイアスの監視)、Explainable AI
  • Model Monitoring による継続的な評価、学習と配信のスキュー・データドリフト・コンセプトドリフト・特徴量アトリビューションのドリフト、生成 AI の監視・テスト・評価

参考リソース

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