PMLE · LESSON 6
セクション6:AI ソリューションの監視約13% · 2項目
AI のリスク・責任ある AI・説明可能性と、モデルの継続的な監視と評価を学びます。
6.1AI のリスク・責任ある AI・説明可能性
AI のリスク(データの流出、悪意のあるプロンプト、LLM への機密情報の共有、Regex・セーフティフィルタ・Model Armor)、責任ある AI(バイアスの監視)、Explainable AI
概念
AI のリスクには、データの流出、悪意のあるプロンプト(プロンプトインジェクション・ジェイルブレイク)、LLM への機密情報の入力などがあります。対策として、正規表現などの入力・出力のフィルター、安全性のフィルター、プロンプトと応答を検査する Model Armor を使います。責任ある AI ではバイアスを監視し、Explainable AI(特徴量のアトリビューション:サンプル Shapley・統合勾配など)で予測の理由を示します。
仕組み・手順
- 想定される脅威(流出・インジェクション)を洗い出す
- Model Armor や安全性のフィルターで入出力を検査する
- 属性ごとの性能を監視してバイアスを確認する
- Explainable AI で特徴量の寄与を示す
業務での例
社外向けのチャットで、Model Armor でプロンプトインジェクションと機密情報の出力を検査し、問題のある応答をブロックする。
紛らわしい点・試験の注意
- 正規表現のフィルターだけでは巧妙な攻撃を防げない
- 説明可能性の手法はモデルの種類によって使い分ける(統合勾配は微分可能なモデル)
- バイアスの監視はデプロイ後も継続する
ミニクイズ
Q1. 社員が生成 AI のチャットに顧客のデータを貼り付けるおそれがある。対策として最も適切なものはどれか。
- LLM の出力を Model Armor で検査し、有害な内容をブロックする
- 機密データを検出・マスクしてから LLM に入力する
- 利用の規程を作り、顧客のデータを入れないよう研修する
- プロンプトのログを Cloud Logging に保存し、後から監査する
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正解:B 機密データを検出・マスクしてから LLM に入力する
Model Armor や Sensitive Data Protection を組み合わせる。 【他の選択肢】ログの監査は事後の確認。研修は大切だが、誤りを防ぐ仕組みにならない。出力の検査は入力された機密データの共有を防がない。
Q2. 与信のモデルで、個々の審査の結果の理由を担当者に示したい。Explainable AI を使う利点として最も適切なものはどれか。
- 予測の精度を上げ、誤りを減らせる
- 個々の予測にどの特徴量がどれだけ寄与したかを示せる
- 予測の因果関係を示し、結果を変える方法を保証できる
- モデルの公平性を自動で保証できる
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正解:B 個々の予測にどの特徴量がどれだけ寄与したかを示せる
アトリビューションは説明の参考で、因果を示すものではない。 【他の選択肢】アトリビューションは寄与の参考で、因果を示さない。公平性の保証や精度の向上の機能ではない。
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6.2Model Monitoring と継続的な評価
Model Monitoring による継続的な評価、学習と配信のスキュー・データドリフト・コンセプトドリフト・特徴量アトリビューションのドリフト、生成 AI の監視・テスト・評価
概念
Model Monitoring は、本番の入力と予測を監視し、学習と配信のスキュー(学習データと本番の入力の違い)、データドリフト(本番の入力の時間による変化)、特徴量のアトリビューションのドリフトを検出します。コンセプトドリフトは、入力と正解の関係自体が変わることで、正解のラベルとの比較で見つけます。生成 AI は評価のサービスで定期的に品質を測り、テストを継続します。
仕組み・手順
- 基準のデータ(学習データ)と閾値を設定する
- スキューとドリフトを監視し、アラートを設定する
- 正解のラベルを集めて、精度の低下(コンセプトドリフト)を確認する
- 生成 AI は評価データで定期的に品質を測る
業務での例
コロナ禍で購買の行動が変わり、入力の分布は似ていても需要との関係が変わった(コンセプトドリフト)ため、最新のデータで再学習する。
紛らわしい点・試験の注意
- スキューは学習と配信の違い、ドリフトは配信の中での時間の変化
- コンセプトドリフトは入力の分布だけでは検出しにくい
- 監視のアラートは再学習のパイプラインにつなげる
ミニクイズ
Q1. Model Monitoring を設定する目的として最も適切なものはどれか。
- 学習のデータを、自動的にラベル付けし直す
- モデルの学習の損失を、学習の途中で自動的に下げる
- エンドポイントの URL を、定期的に自動で変更する
- スキューやドリフトを検知して通知する
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正解:D スキューやドリフトを検知して通知する
継続的な評価の指標を設定し、アラートを再学習につなげる。
Q2. スキューの検知に必要なものとして最も適切なものはどれか。
- 比較の基準となる学習のデータ
- 本番のエンドポイントの URL の一覧だけ
- モデルの開発者の名前と連絡先だけ
- ノートブックのファイルの一覧だけ
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正解:A 比較の基準となる学習のデータ
学習のデータの分布と本番の分布を比べる。ドリフトは過去の本番のデータと比べる。
参考リンク
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