AI-103 · LESSON 4

テキスト分析ソリューションの実装10–15% · 2項目

言語モデルによるテキスト分析と、音声のソリューション(音声認識・音声合成・翻訳)を学びます。

4.1言語モデルでテキスト分析を行う

Apply language model text analysis

概念

テキストの分析は、LLM に指示して行う方法と、Azure AI Language の事前構築の機能(感情分析・キーフレーズ抽出・固有表現認識・PII の検出・要約・言語の検出)を使う方法があります。決まった出力で大量に処理するなら専用の機能、柔軟な分析なら LLM が向きます。

仕組み・手順

  1. 分析の目的(感情・分類・抽出・要約)と出力の形式を決める
  2. 定型の処理は Azure AI Language の機能、独自の分類は LLM か カスタムのモデルを選ぶ
  3. LLM では出力を JSON スキーマで固定する
  4. PII を含む文書は検出・マスキングしてから扱う
  5. 評価データで精度を確かめる

業務での例

顧客アンケートの自由回答を、感情分析とキーフレーズ抽出で集計し、気になる回答だけ LLM で詳しく要約する。

紛らわしい点・試験の注意

ミニクイズ

Q1. 問い合わせメールから「顧客名」「製品名」「要望」を抽出し、後続システムに渡したい。最も適切な出力形式はどれか。

  1. スキーマを指定した構造化 JSON 出力
  2. 項目ごとに改行した自由形式のテキスト
  3. 項目名を見出しにした Markdown の表
  4. JSON モードで、形式を指定しない出力
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正解:A スキーマを指定した構造化 JSON 出力

後工程で機械処理するなら、スキーマ付きの構造化出力が扱いやすい。 【他の選択肢】Markdown や自由形式は後続システムで解析しにくい。スキーマを指定しない JSON モードでは、項目名や型が揃う保証がない。

Q2. 顧客の声の中から、不満度の高い問い合わせを優先的に扱いたい。適切な機能はどれか。

  1. 言語の検出
  2. 感情・トーンの検出
  3. 固有表現の認識
  4. キーフレーズの抽出
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正解:B 感情・トーンの検出

感情・トーン検出で優先度付けや振り分けができる。 【他の選択肢】キーフレーズや固有表現は内容の要素を取り出すもので、不満の度合いは示さない。言語の検出も優先度の判断に使えない。

参考リンク

4.2音声のソリューションを実装する

Implement speech solutions

概念

Azure AI Speech は、音声認識(Speech to Text:リアルタイム・バッチ・話者の分離)、音声合成(Text to Speech:ニューラル音声・SSML で読み方や間を調整)、音声翻訳を提供します。リアルタイムの音声対話には、音声のリアルタイム API(Voice Live など)も使えます。

仕組み・手順

  1. 用途(字幕・議事録・コールセンターの分析・音声応答)を決める
  2. リアルタイムかバッチかを選ぶ(大量の録音はバッチの文字起こし)
  3. 専門用語はフレーズリストやカスタム音声認識で精度を上げる
  4. 合成の読み方や速度は SSML で調整する
  5. 話者の分離(diarization)で発言者を区別する

業務での例

コールセンターの録音を毎晩バッチで文字起こしして話者を分離し、LLM で要約と対応の評価を作る。

紛らわしい点・試験の注意

ミニクイズ

Q1. 製造業の専門用語が多い会議録音で、文字起こしの誤りが多い。改善策として最も適切なものはどれか。

  1. カスタム音声モデルで専門用語の認識を改善する
  2. 音声翻訳に切り替え、英語の訳文から用語を確認する
  3. 録音のサンプリング レートを下げてファイルを軽くする
  4. 文字起こしの後に、LLM で誤りを推測して修正する
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正解:A カスタム音声モデルで専門用語の認識を改善する

業界用語・社内用語にはカスタム音声モデルが有効。 【他の選択肢】後からの推測修正は誤りの原因を直さない。翻訳に切り替えても認識の誤りは残る。サンプリング レートを下げると精度はかえって落ちる。

Q2. 日本語で話した内容を、海外拠点向けに英語の音声で伝えたい。適切な機能はどれか。

  1. 音声合成のみ
  2. 音声翻訳
  3. 音声認識と感情分析
  4. テキストの翻訳
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正解:B 音声翻訳

音声翻訳で、話し言葉を他言語に変換できる。 【他の選択肢】音声認識と感情分析では翻訳しない。テキスト翻訳は音声の入出力を扱わない。音声合成だけでは日本語の音声を理解できない。

参考リンク

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